獣医師 関まさひろの独り言

獣医師で著者の関まさひろが日ごろ頭の中で考えてることを独り言としてアップしていきます

物質である脳

人の頭は限りがあると思う。

 

思考するにも、その時の環境や状況が大きく思考の幅に影響している。

 

例えば、今仕事の真っ只中にいるとすると、その目の前のことに集中していて、周りのことには一切気が回らない。

 

それを集中というのはいいが、大きな視点で物事を捉えるのが難しくなるのも考えもんだ。

 

何もすることがなく、暇で、天気も気温もいいから外気出てみた。そこに綺麗に整備された公園があり、何気なくベンチに座ってみる。

 

どこからともなく、1匹のトンボが飛んできて、座ってるベンチの背もたれに止まった。

 

次の瞬間、自分は何のためにこの地上に生まれてきて、なにがこの人生の目的だろうと思いを馳せていると、このトンボは一体何のために生まれてきて、存在する目的は何なのかと考えが広がっていく。

 

人間は、霊性進化つまり魂の成長のためにこの不自由な物質界にわざわざ生まれてきて、人生の試練を通して進化していくことに意味があると考える。

 

トンボはというと、その存在には他の地上の存在との相互影響があり、トンボ自身の一生が厳しい自然環境の中で精一杯に生き抜くことに意味があり、また別の視点では、人間を含めた周りの存在に季節感を与え心の安らぎを与えているのかもしれない、などと思いを馳せる。

 

このように、普段切羽詰まった状況では考えもしないようなことが、自分の静かな時間を確保するだけで、視野が広がり、生きることについて考えることもできる。

 

かつて若かりし頃にがむしゃらに働いて目の前しか見えてない時には、このような深い思考はなかった。

 

ほんの一瞬でも、誰にも邪魔されない自分だけの時間が取れる時には、このように俯瞰で物を見るように意識している今日この頃であった。

 

 

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