獣医師 関まさひろの独り言

獣医師で著者の関まさひろが日ごろ頭の中で考えてることを独り言としてアップしていきます

相対的な時間

今車を運転していて気づいた。

 

目の前に軽トラックの農家のおじさんがゆっくりと片道一車線の道を走っている。

 

かつての私は、そののんびりとしたスピードにイライラしていた。そして、早くどこかで曲がらないかと期待していた。

 

しかし、今の私は自分もそのペースに合わせて慌てないように心がけている。もちろんみんながみんな時間に余裕があるわけではないから、「仕事に間に合わない」とか「子供のお迎えの時間に間に合わない」とか、いろんな理由で時間に縛られているのは仕方がないことだとも思う。

 

しかし、時間というのは人間が作り出した概念のものでしかない。時間は相対的なもので、その人によって感じ方が異なると思う。道を急いでる人にとっては、時間はいくらあっても足りなくて短く感じる。しかし、一仕事終えてやっと一息ついてゆっくりと家路につく農家のおじさんは、時間がゆっくり流れているかもしれない。

 

これは結局やはり見方を変えれば誰でも同じである。夢中になっている時は時間が短く感じるし、退屈な時はやたら長く感じる。

 

でも、逆の立場で考えると、仕事を終えてゆっくりと帰る人や大きなトラックで大事な荷物を安全運転でゆっくり運転してる人は、人の役に立つため一生懸命働いている。心に余裕があると、そのように他人目線で物事が考えられる。しかし心に余裕がないと、自分のことしか頭にない。これは利己的であるとしか言いようがない。

 

色んな言い訳もある。時間に追われてるとか待ち合わせに間に合わないとか。それは本当に正当な理由だろうか?

 

待ち合わせに間に合わないのは、他人に原因があるのか?仕事に焦ってるのは、前の運転手のせいか?

 

結局その状況を作っている原因は自分なのだと思う。

 

この世は、全て因果律で成り立っている。寸分の狂いもなくその法則が機能しており、必ずまいたタネの結果を自分で刈り取ることになる。

 

他人のまいたタネを自分が刈り取るのでは決してない。つまり、時間の感覚の違いも何をしているかの原因で変わってくると思う。

 

自分以外の視点でものを見て大きな視野で生きて行ければ、人間としても成長するような気がする。

 

これが今日思ったこと。

 

 

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