移動手段と時間の概念
新幹線で移動している。
以前から新幹線をよく利用しているが、改めて快適で早くて便利だと思う。
そしていろんな考えにたどり着く。
もし目的地が同じであったとしても、そこまでの移動手段によって時間の感覚や感じ方に大きな違いが出てくると思う。
例えば、新幹線ではなく、車で移動したとしよう。
車の場合、自分で運転するか他人に運転してもらうかで違ってくるが、自分で運転する場合、同じ目的地でも、とてつもなく長く感じるし疲れも多い。もちろん自分の体と頭を使って移動しているので当たり前である。
また飛行機での移動ならどうか。
飛行機の場合、目的地までの移動時間は短いしなおかつ窓から見える地上の景色は素晴らしい。優越感すら覚える。
時間的な感覚はと言うと、
人によって違ってくる。
飛行機に慣れている人ならば快適な空の旅であり苦痛も少ない。そして時間もそんなに長くは感じない。
しかし初めて飛行機に乗った人の場合はと言うと、恐怖心と不安とでいっぱいで、時間がやたら長く感じてしまう。
つまり、なんの移動手段を取るかで時間の感覚が変わってしまうと言うこと。
しかも同じ移動手段でも飛行機の例のように、人によっても違ってくる。
つまり、時間は人間が作り出した概念であり、人や状況によって時間感覚が違ってくるということだと思う。
好きなことは短く感じ、嫌なことは長く感じる。同じ時間経過だとしても。
今は便利な世の中になり、いろんな移動手段を選択できる。
お金があるときは、時間をお金で買うことになり、短時間で移動できる飛行機や新幹線を選ぶし、時間に余裕があるときには、のんびり鈍行列車や車での移動などの手段もある。気分次第。お金に余裕がないときには、格安の夜行バスで移動なんて選択もある。
いずれにしても、目的地に行くために人それぞれの時間概念のもとで移動している。
実際には今という大切なこの瞬間がつながっているだけなのに、人間の作り出した時間という観念は我々の人生に大きな影響を与えているのである。
時間のに追われることのない動物のように素直に体や感覚が感じるままで行動できたら人生が違って見えるんだろうなと思う今日この頃であった。
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