犬のオシッコ
子犬にオシッコかけられた。
可愛くて抱き上げた瞬間に服にびっしょり。
子犬も嬉しくて興奮してどうしていいか分からない様子。
こんなことを経験したことのある人もいるはず。
いわゆるうれション。
あれって、オシッコされた方はビックリですが、当の子犬はかまってもらえて嬉しくて嬉しくて制御できない状態。
よく考えると、その時の子犬は感情丸出しで自分で抑えることができない。
全力で喜びを表現しているだけなのだ。
ついでに尿道も緩みオシッコをちびってしまう。
ある意味そこまで喜んでくれるとかまいがいもあるし、そんなに嫌な気はしない。
診察や治療をしようとして押さえつけられるのが嫌で暴れまくってオシッコぶりまくのとは受け取り方も違う。
同じおしっこかけられたのに。
つまりはそこに愛情があるかどうか。
子犬は全身を使って愛情を表現している。しかも自分でコントロールできないほど。
そしてそれだけの愛を委ねられた人間は怒りではなく愛情で返すことになる。
しかし恐怖や怒りでオシッコをかけられた場合は、かけられた方もイラッとしてしまうことがある。
ここにも因果律が存在する。
いくら治療をしようとして押さえつけたとしてもそこに愛情による動機がはっきりとしてないと、動物は本能で身の危険を感じ取り抵抗しようとする。そしてその結果オシッコをかけてしまい、かけられた方も感情を害する。
巻いた種が自分側にあるのにその結果に対してイラついているのである。
結局そこは自分が巻いた種を自分で刈り取るしかないのだから受け入れるしかないないのである。
不思議なもので、プラスの感情とマイナスの感情の原因ではそれぞれ結果が異なるのを自覚していない人が多いと思う。
同じオシッコなのに。
そんなこんなで、オシッコ一つとってもそこには人生における深い意味がありその些細な出来事から学ぶべきことがあるのである。
常に出来事の背景と意味合いを理解しようと心に決めた今日この頃であった。
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