獣医師 関まさひろの独り言

獣医師で著者の関まさひろが日ごろ頭の中で考えてることを独り言としてアップしていきます

動物の種類

幼稚園児を乗せたバスが通った。

 

外から見えるのは園児の頭の先だけ。

 

しかしどの子を見ても同じ頭の大きさ髪の色みんな一緒。

 

そこでふと思い出す。

 

そういえば人間ってみんなだいたいおんなじ大きさで同じように成長していく。

 

それはどの民族でもすごい差があるわけじゃない。

 

ところが動物はどうだろう。

 

ペットを考えてみても犬猫とも色んな種類が存在する。しかも種類が違うと形や大きさ成長のスピードも違う。

 

猫はそれほどでもないが、犬はチワワのような超小型からグレートデンみたいに超大型までいる。

 

この差はなんなんだろう?

 

人間はある程度進化した存在。

 

しかし動物はまだ進化の程度が低く発展途上。

 

しかもその進化のためには人間の愛を受けることが不可欠。

 

そうなるといかに人間に好まれ愛されるかにかかってくる。

 

人間は物質界では色んな欲望がある。趣味好みも人によって違う。

 

すると、色んな姿形をしている動物を自分の好みに合わせて飼ってみようと考える。

 

犬の場合は明らかだ。

 

室内で一緒に暮らしたくて小型犬を選ぶ人もいれば外を大きな犬と共に散歩したいと考える人もいる。

 

そこに見栄やエゴが絡んでいることもあるが、いずれにしても最大の愛情を注いでいく。

 

では猫と犬の違いは?

 

猫は基本的に犬ほど姿形が多様ではない。

 

しかし色んな種類がいる。

 

猫の場合、基本的に室内で飼うので、室内で一緒に生活する上で飼いやすい性格や手入れ面倒のしやすさなどが主な選択の元になる。

犬は外に散歩に行ったり他の人との接触が多くなるのでそこに人間側の他人からの見え方が関係してくると思う。

 

このように、よくよく考えると、猫は自己満足。犬は自己満足に加えて他人へのアピールも加わるのだと思う。

 

どちらも決して悪い訳ではない。

 

飼う動機の背後に絶対的な愛情がないと飼えないからである。

 

どの子を選ぶかは基本的に直感だと思う。いわゆるフィーリング。

 

でもそれ自体も魂の奥底から惹かれる何かがあるからだと考える。

 

自己満足であってもアピールであってもその選択には必ず愛情があるはずだからいいのである。

 

選択の動機に愛情が有ればその選択は間違いではないと私は思う。

 

そして結局は無償の愛を与え続け、最期の時まで全力で愛を注ぎ見守る事になる。

 

それであれば、種類の違いなどどうでもいい事なのだ。

 

人げみたいに同じような姿形でなくても、色んな個性があっていい。

 

その個性こそが人間からの愛情を受ける重要な役割を果たしているとも言える。

 

こう考えると本当に世の中面白いと思う今日この頃であった。

 

 

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