獣医師 関まさひろの独り言

獣医師で著者の関まさひろが日ごろ頭の中で考えてることを独り言としてアップしていきます

ウイルス

またまた風邪ひいた。

 

今回は原因がはっきりしている。

 

前日に極寒の中薄着で1時間も外にいたから。

 

それでもその場にいたその他の人達も全員同じように風邪ひいたのだろうか?

 

そんな疑問が湧き起こる。

 

いや、そんなことはない。

 

では一体何で私だけが?

 

そう考えると、いろんな考えが出てくる。

 

病気の原因は色々あるが、集約すると、環境と食事と遺伝と考えている。あくまで私個人の考えだが。

 

もちろんこれは物質的視点での話。霊的視点からは、原因として物質的肉体の問題の他、精神の問題、大本の霊的問題があると思っている。

 

まず、霊的な問題や精神的な問題はカルマやら精神に異常をきたしたりして起こるのだろうが、今回は物質的次元で考える。

 

先程、原因は環境、食事、遺伝と言ったが、今回は環境が問題だった。

 

では風邪の原因となるウイルスは、同じ環境にいた人にも暴露しているはず。

 

でも全員が病気にならない。

 

これはウイルスが人間の細胞に入り込み病気を引き起こすことから、必ずしも全員の体内で生存していけてないことが考えられる。つまり何らかの生存しやすい条件があるときに感染しやすいのだ。

 

ウイルスは細胞を持たず自分自身では増殖できないと言われている。しかし遺伝子は持ち合わせており、他の動物の細胞に入り込み、その動物の代謝系を利用して増殖していく。

 

つまり他の生き物に依存して増えていくのである。

 

そして感染した生物の恒常性に影響を与えて病原性を発揮する。

 

ウイルスはなんて悪いやつなんだと考えてしまう。

 

しかし、視点を変えてみるとどうだろうか?

 

一体ウイルスはこの地球上に何のために存在しているんだろう。

 

そもそも完璧な神がこの世に意味のない存在物を創造するのだろうか。

 

この世に存在するものには全てその存在する意味があると考える。

 

すると、一体なんのためにウイルスがあるのか。

 

ウイルスは自身では増殖できない悲しい定めがある。

 

その進化のためには地上でなんらかの役割を果たせなければならない。

 

生物学的に言えば、悪影響しかないかもしれないが、もっと高次の視点で考えると、人間の肉体的強さという意味で進化させてくれているのかもしれない。

 

かつては、そんなに強くなかったウイルスでも人間に大きな影響を与えていた。

 

しかし人間もそれにより打ち勝つために免疫系という抵抗力を進化させ、今までのウイルスに打ち勝つように強くなる。

 

また、人間の精神活動的にも、その病原体に対して勝利するため色んなワクチンやら薬やらを開発するきっかけにもなっている。

 

そもそも、最初のウイルスだけで打ち勝ってしまったら、それ以上の進化はない。

 

これは魂の進化にも、似ている。

 

魂も人生における困難がなければ成長できないからである。

 

ウイルスという病原体に打ち勝ちながら、成長進化していき、ウイルスもまたそれに打ち勝とうとして進化していく。地上で進化していくという同じ使命を持っていると考える。

 

また、もっと大きな視点でみてみても、もしかすると多くの人に暴露していても、ある人だけに病気を発現するのは、その人がなんらかの原因を持っているから。

 

つまり、このところ体力的にも無理をしていて抵抗力が落ちていたり、食事が不十分で栄養が不足していたり、寝不足で体力がなかったりといったことを暗に知らしめてくれているかもしれない。

 

そうすると、この世での大事な乗り物である物質肉体をないがしろにしているぞという、警告なのかもしれない。

 

そして風邪をひき、否応なしに体を休めざるを得ない状況にしてくれている。ある意味ありがたい。実際高熱で寝込んでいる時は死ぬほど辛いが。

 

このようにいろんな考えをすることで、今まで見えなかった真実が見えてくる。

 

精神の鍛錬も必要だけど、肉体の管理や維持も大事だということ。

 

当たり前のことだけど、気を抜くとついつい不摂生してしまう。

 

それが原因となって病気という結果が生まれる。

 

ここにも完璧な因果律が存在する。

 

その完璧な因果律の中に全ての存在が関わっているのだ。

 

そう考えると、この世の全てのものは一つである。決して全く影響を与えない孤立した存在はないと言える。

 

そんな壮大なことを病床で考える今日この頃であった。

 

 

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