獣医師 関まさひろの独り言

獣医師で著者の関まさひろが日ごろ頭の中で考えてることを独り言としてアップしていきます

遺伝について

遺伝というと色んなことが思い浮かぶ。

 

身体や性格の特性が親や祖父母から受け継がれること。

 

病気の遺伝。

 

遺伝子操作。

 

クローン。

 

などなど。

 

これらは全て物質的な世界での話。

 

家族の遺伝も病気もそう。

 

物質としての身体や性格が物質としてこの世に生まれ出るときに、似通って生まれてくるもの。

 

病気も遺伝子の関係でその遺伝形質を持っていれば起こる。

 

なのでこれらは、あくまでも物質的肉体として発現すると考える。

 

クローンなどもいっとき話題になったが、動物でまったく同じものを作り出して驚かされた。

 

しかし、それでも生命の素は我々人間は所詮生み出せない。

 

細胞や遺伝子を操作して同一個体を作り出すことはできそうだが、その大本である生命をゼロから作り出すことは人間の力では出来ず、神の領域なのだ。

 

試しに未だかつて存在していない生物を人間がゼロから生み出すことはできない。しかしこの世には多くの種類の生命体が存在する。

 

一体どこの誰がそのような存在を創造したのか。

 

神としか言いようがない。

 

このように今存在する命は、遺伝を通して似通ったり引き継いだりはしているが、そもそもは神が作り出したもの。

 

その神聖な存在を人間がなんとかいじくって操作すること自体おこがましいことだと思うのである。

 

人間の都合に合わせて、遺伝子組み換えした作物を作ったり、遺伝子を操作して病気を治そうとしたりしているのである。

 

本来、病気だって意味があって起こっているのにいろんな動物実験を繰り返して命を犠牲にしてまで病気の薬を作ろうとしているのだ。

 

尊い命を人間のために犠牲にしていいという考えは、人間のエゴであるとも言える。

 

他の命を人間が絶ってしまうことは神の与えた命を潰すことであり、許されないことであると私は思う。

 

そう考えると、遺伝というものももともとなんらかの意図があって仕組まれており、完璧にその役割を果たしていると考えられる。

 

そんな完璧な秩序に則ったものをいじくることで、逆に悪影響が出てくることを懸念してやまない。

 

この世の完璧な自然の摂理に感謝しながら生きていこうと思う今日この頃であった。

 

 

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