獣医師 関まさひろの独り言

獣医師で著者の関まさひろが日ごろ頭の中で考えてることを独り言としてアップしていきます

新型ウイルスの真意

現在新型コロナウイルスが勢力を増している。

 

毎日メディアではそのニュースで持ちきりだ。

 

感染者が何人、死亡者が何人と全世界での情報を集めて逐一報告している。

 

果たしてどこまでその数字が正確なのだろう。

 

大元の中国の情報発信の信憑性や報道機関の正確性。

 

はたまた、この広い世界で末端の人口の一人一人まで状況が把握できているのだろうか?

 

いろんな疑問が湧き上がる。

 

しかしそれ以外のもっと大きな視点での疑問もある。

 

連日ニュースを流しているが、なぜか利己性を感じてしまうのである。

 

そもそも人類こそが、万物の霊長であり、進化の最も進んだ存在であることは間違いがないと思う。

 

だからこそ、人類の生命を脅かす出来事や新しい脅威については敏感になるのも当たり前だ。

 

しかし、今回の新型ウイルスが発生した原因はなんだろうと考えてしまうのである。

 

今まで存在し得なかったウイルスが新たに存在し始めるには大きな意味があると思う。

 

なぜなら全ての物事や出来事には完璧な因果律が働いているからだ。

 

原因なくして結果がない通り、新型ウイルスの発生にも原因があるはず。

 

色々考えが浮かんでくる。

 

そもそも全く新しいものが生まれたのではなく、今まで存在していたものが変化をして新しい形になった。

 

そうすると、なぜ新しい存在が出現する意味があったのか。

 

これは人類に対する警告かもしれない。

 

最初の感染源である動物を殺害して殺し、それを自分たちの生きるために食べるという、万物の霊長たる力を行使して残虐極まりない行為をいとも平然と利己的目的のために行っているからなのだろうか。

 

逆の視点で、ウイルスも同じく地球上の存在物で我々と一緒に進化の道を辿る存在である以上、なんらかの役割を果たすために存在し始めたのかもしれない。

 

例えば、今までのウイルスが感染することで病気という悪影響も与えるが、それ以上にそれを乗り越えてさらなる強さを与えてくれているとも考えられる。

 

新しいウイルスが出現したのも、今までと同じならそもそも人間の方が抵抗力があるため、簡単に乗り越えてしまう。しかし、それではさらなる強さを得られないため、敢えて新しい型になって人間に感染することで、新たな試練とそれを乗り越える知恵や身体の強さを与えてくれているのかもしれない。

 

そういう意味では人類の進化に関与しているのだ。

 

いずれにしても、人間が病気になって苦しむことは辛いけし、許しがたいことである。そして病気で亡くなられた方々にもご冥福をお祈りしたい。なるべくなら、苦しみ悲しみは無くなって欲しい。

 

しかしながら、その背景には、その原因となる同じ地上の存在の命への配慮も必要なことは忘れてはならないと思う。

 

人類以外の存在は排除するという、利己心よりも、協力しあって進化していく利他主義という大我の心を持つこと。

 

なぜなら我々人類は最も力の強い存在なのだから、弱き存在にも配慮できるはず。

 

そしてこれから起こり得る新しい出来事を乗り越えて進化していきたいと考える今日この頃であった

 

 

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