獣医師 関まさひろの独り言

獣医師で著者の関まさひろが日ごろ頭の中で考えてることを独り言としてアップしていきます

価値とは

今回は価値ということについて考えてみた。

 

価値とは何か?

 

世の中には色んな価値がある。

 

例えば、命という価値。

 

命はこの世に生まれてきた全生命に与えられている。しかし、その全生命が同じ命を与えられているにもかかわらず、価値が全然違うことに気づいているだろうか。

 

人間は万物の霊長と言われている。

 

だからといって、神に与えられた地上の命を自由に奪ったりしていいわけはない。

 

命には価値があると言いながら、他の生物に対してはその価値の重さを軽視している場合が多い。

 

弱い動物を捕らえて殺して食べたり、害を及ぼすと言って平気で殺害する。

 

もっと人間に近い存在であるペットもそうだ。

 

自分の生活に必要なければ簡単に捨てたり、邪魔になれば殺処分する。

 

自分が逆の立場ならどうか。命乞いするにではないか。

 

価値は、主観的でもある。

 

きらびやかな宝石は、女性にとってはとても価値があるように思うが、男性にとったら、かっこいいスポーツカーの方が価値があるかもしれない。

 

もっと細かくすると、ある人は赤い色が好きで大切にするけど、別の人は派手だといって絶対手にしない。

 

一杯の水は喉が渇いた状況では価値があるが、飲み食いに困っていない状況においては、一杯の水よりも金の方が価値がある。

 

このように価値と言うものは状況や好みによって変わってくる。

 

お金もそうだ。

 

日本に住んでいて、日本円をたくさん持っていれば価値があるが、日本に住んでいながら、スイスフランを持っていても価値がない。すぐに日本円に換金するはずだ。

 

文化によっても価値観が変わる。

 

日本人にとったら仏像はありがたいものとして認識するが、海外の人にとったら単なる彫刻としか認識しないかもしれない。

 

海外で教会は毎日に生活で重要な役割を果たす重要な場所であり、日常に欠かせないものであるが、宗教の異なる人にとったら、単なる観光地だったり、変わった建物としか認識しないかもしれない。

 

このように、一見どんなに価値があるように思えても、人や状況、環境によっては全く違った認識になる。

 

そう考えると、絶対的で誰もが同じ価値観を持つものはないのだろうか。

 

それこそが「愛」だと思う。

 

愛は不変の価値があり、愛があることで、命やお金や一杯の水や考え方が全て満たされることになると私は考える。

 

そんな愛を地上に充満させたいと思う今日この頃であった。

 

 

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