獣医師 関まさひろの独り言

獣医師で著者の関まさひろが日ごろ頭の中で考えてることを独り言としてアップしていきます

他との関わり

我々はたった一人で生きていくことはできない。

 

必ず周りの人や動物や植物やその他の生き物となんらかの形で関わり合っている。

 

つまりお互いに影響を与え合って生きていくしかないのだ。

 

植物の生み出す酸素がないと人は生きていけないし、土壌に住み着いている虫や微生物がいないと、土壌も良くならず作物も取れない。

 

草木は季節の変化を教えてくれる役割も果たし、人間生活のバランスをとってくれている。

 

今話題になっているウイルスだったり細菌にしても本来はお互いのバランスと調和の上で共生しており、よく知るところでは、腸内細菌がいるが、消化や分解の助けになっている。

 

人間がその絶妙なバランや調和を崩すため、どちらかが優位になると、バランスを戻そうとして一生懸命勢力を持ち返そうとする。

 

それが度を越すと、抗生物質に対抗する耐性菌だったり、今回のような新型のウイルスとなって人間の利己的な勢力を押し戻そうとするのだと考える。

 

このように、この地球上では全てが完璧で絶妙なバランスで成り立っているのである。

 

それを一方的に崩すのは多くは人間である。

 

人間だけが神から自由意志を与えられ、自然の摂理の範囲内で独自の選択をして行動できる。身勝手な行動さえ取れるのだ。

 

最初に細菌を殺す抗生物質や消毒薬などの化学薬品を作り出したのも人間だし、調和の概念を超えてちょっとでも悪さをする存在を抹殺しようとする。

 

そりゃ、される側はたまったものではない。

 

必死になって抵抗するわけだ。

 

人間同士でも攻撃する敵国に対抗するというのに。

 

自然のバランスを取り戻すためにはそのようなことが起こりうる。

 

結局は自分たち人間だけという狭い利己主義から抜け出し、この世に存在するあらゆる生き物との共存を意識してお互いが調和しあってこそ、自然の法則に沿っている生き方だと言える。

 

そんな完璧な自然の摂理に沿った生き方を心がけようと思う今日この頃であった。

 

 

 

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