獣医師 関まさひろの独り言

獣医師で著者の関まさひろが日ごろ頭の中で考えてることを独り言としてアップしていきます

続自然の摂理

前回に引き続き、今回も自然の摂理について。

 

今回は特に病気とその治療について考えてみた。

 

なぜ我々は病気になるのだろうか?

 

もちろんいろんな原因がある。

 

今回の新型コロナウイルス感染も進化した新しいウイルスが原因となり病気になる。

 

しかしよく考えるとそもそもウイルスが原因なのだろうか?

 

この生きている地球上には目に見えないウイルスや細菌などの微生物がウヨウヨそこら中に存在している。ただ目に見えないほど小さいだけ。

 

ならばなぜ普段からその微生物に触れて吸引して体内に入っているはずなのにそれらの感染では問題にならないのか。

 

そうなると微生物側が問題なのではなく、取り入れた人間の体側に原因があるのではないのか。

 

例えば、今まで触れて馴染んできた微生物たちに対しては体の防御メカニズムが正常に働いており、必要以上に増えてしまわないように時に免疫でやっつけて時に共生して統制しているのだと考えられる。

 

つまりはお互い地上に存在する同士調和を保ってちょうど良いバランスを維持していると言える。

 

では新型ウイルスはどうか?

 

今まで知らないタイプのウイルスが突然勢力を増し、人間の防御メカニズムが対応できる前に爆発的に増えてしまった結果だと思う。

 

それは先程のちょうどいい共存のバランスが崩れ調和が乱れてしまったから。

 

その乱れを作ったのは人間なのだろうか?動物なのだろうか?ウイルスが自然発生的にバランスを超えて増え始めたのだろうか?

 

その根本として本来神に与えられたこの環境において、自然の摂理に沿って生きていれば調和が保たれていたはずではないかと思ってしまう。

 

つまり、どこかで誰かがこの自然の摂理に反した行為をしてしまったと考える。

 

それを自由に行えるのはやはりどう考えても人間しかいないのである。なぜなら人間だけが神から行動の自由意志を与えられており、自然の流れに逆らった選択行動ができるから。

 

神が他人を愛することが1番大事と人間の魂に刻み込こんでいるにも関わらず、我々はつい利己的になってしまい、他人より自分が良い生活や状態である方を望みがち。

 

微生物が悪さをする前に全滅させようと、非自然的な化学物質を無実の動物を実験台として開発して、その作られた薬で利益を得ようと考えている。

 

また、自分たちの快適な生活が送れるように、森林を必要以上に伐採し、自然豊かな海を埋め立て、食事の一部となる動物をころして食べるために飼育している。

 

一番力が強い存在だからそれでいいのだろうか。

 

本来は色んな自然の恵みに感謝して文句を言わずにありがたく恩恵を受けるはずが、だんだん自分本位の考え方で不満ばかりを口にするようになってしまった。

 

例えば神の恵みである日光も、本来は明るさや暖かさ、エネルギーを与ええてくれているのに、やれ夏は暑いといい、寒くなるとなんで日がてらないんだと文句を言う。

 

水もそう。生命の根源となる水も当たり前にあるものだと思ってぞんざいに扱っている。雨は嫌だといい、水よりもジュースがいいという。

 

空気も意識していないだけで、いざ呼吸困難などに陥ると空気の大切さを初めて知ることになる。

 

そのような自然の恵みや摂理を環境汚染や破壊で破り、摂理に反した行為を人類の進歩だと喜んで進めてきている。

 

病気から離れたが、治療もそうなのだ。本来の人間の肉体が不調になるのは、自分で原因を作っている。

 

不摂生で免疫が落ちていたり、添加物や化学物質たっぷりの食べ物をふんだんに摂取して活性酸素まみれになり、ガンやその他の病気になりやすくしている。

 

そしてそれを治すのはただの症状に対する治療だけで、それも動物実験を繰り返して生まれた化学薬品ばかりを使っている。

 

昔はそのような不自然なものが存在しなかったから、自然のものを利用して治そうとしていた。

 

もちろん今のように長生きはできなかったので、それが正しい訳ではないのかもしれない。

 

それこそ人類が長生きするための進歩だったのかもしれない。

 

しかし、その代償として昔はあまりなかった新しい病気も生まれているのは事実だ。

 

どっちがいいのかわからない。

 

長生きすることでより複雑でより苦痛を伴う病気が増えてしまったことが全体とすればいいのだろうか。

 

今では、それに追いついて追い越せるよう病気とのいたちごっこ

 

よく考えると、そもそも現代の医学がいかに進歩しようと、どれだけ手術の技術が上がろうと、絶対に死は免れない。

 

それが自然の摂理だから。

 

今の人類は自分たちで生み出した新しい病気をそれに対応する新しい薬を開発してやっつける。すると今度はまたそれで対応できない病気が生まれる。

 

しかも絶対に最後には死ぬ。どんなに高度医療を施してもわずかだけ生きながらえるが必ず死を迎える。

 

なぜなら、人間の本来の生きる目的は、この地上で本質であるところの魂を修行するために一時的に肉体という乗り物を操っているだけだから。

 

物質である肉体はいずれ歳とともに朽ち果ててくる。

 

これも自然の摂理。

 

ならば、より自然に近くて摂理に沿った方法で生きて行った方が本来の生き方に近づくのではないかと考えてしまう。

 

一日中人工の蛍光灯の下で部屋にこもっているのではなく、太陽の光を浴びてみたり、天然の自然な形の水を摂取したり、添加物や化学物質まみれじゃない自然に近い食事をとったりした方がいいのではないか。

 

今はこのようなことを考えて、人間だけでなく動物の生活にもこの自然摂理に沿った生き方を推奨したいと考えている今日この頃であった。

 

 

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